セミクローズ外構、クローズ外構、オープン外構それぞれのメリット・デメリットと費用感を徹底解説
東京都・神奈川県を中心に戸建て、アパート、マンションの外構工事をしています、Kガーデンです。
今回はセミクローズ外構、クローズ外構、オープン外構それぞれのメリット・デメリット、費用感を解説します。
外構エクステリアも時代によってトレンドがあります。かつて、戸建ては塀で囲まれるクローズ外構が主でしたが、最近では塀で囲まない開放的なオープン外構が人気になっています。一方でクローズ外構とオープン外構の中間であるセミクローズ外構の人気も高く、エクステリアをどうするかは悩ましい問題だと思います。
オープン外構のメリットとデメリット
現在、オープン外構の人気が高まっていると言いましたが、 戸建て住宅のご依頼のうち、7〜8割はオープン外構です。
オープン外構のメリット
オープン外構の最大のメリットは、コストを抑えられることです。
門扉や塀が必要ないため、クローズ外構と比較すると半分で済むこともあります。これに関連して、施工する箇所がすくないため、工期が短くなることも利点のひとつに挙げられるdしょう。
デザイン的に開放感があるところも人気のポイントになります。日当たりも風通しもよいので、植物なども庭で育てやすくなります。
ほかにも駐車場に停めやすいこともメリットと言えます。
オープン外構のデメリット
塀で囲われていないため、防犯性が低いことが大きなデメリットになります。人感センサー付きライトを設置するなどの対応策をとったほうがよいでしょう。
家の中が丸見えになりやすいので、玄関前に目隠しをするなど、気になる場合はケアが必要になります。
さらにお子様がいらっしゃるとお子様が外で遊ぶことになるため、交通量のある通りの近くでオープン外構を選択する場合には注意が必要です。
オープン外構の費用相場
シンプルな玄関アプローチ、駐車場の場合100万円ほどが目安になります。
セミクローズ外構のメリットとデメリット
セミクローズ外構は昔からある訳ではなく、ここ15年ほどで増えている構造です。クローズ外構の塀に囲まれる閉塞感が苦手で、オープン外構ではセキュリティが気になるという方に人気です。
セミクローズ外構のメリット
オープンとクローズのいいとこどり
開放感もありつつ防犯性も取り入れた外構を実現できます。
プランニングの幅が広がる
開放的にする部分に植栽を入れるなど意匠性にこだわりが出しやすいです。
プライベートな空間を確保できる
道路から庭が丸見えですと、洗濯物を干すのにも気を遣います。玄関をオープンにして庭側をクローズにすることで、プライベート空間にできます。
セミクローズ外構のデメリット
開放感があるため防犯性は低くなり、一部を塀で囲うため閉塞感はある
オープン外構とクローズ外構の良いところを兼ね備えていると言える反面、クローズ外溝とオープン外構のそれぞれの強みがすこしずつ弱まります。
クローズ外構よりセキュリティ面は弱まり、オープン外構よりも開放感はなくなります。
目隠しがあるので人が入ると分からない
一部オープンなため敷地に入りやすく、クローズな部分もあるので、死角に隠れられやすいです。そのため、死角を作らない事がポイントとなります。
フェンスを透過性のあるものにしたり、隙間のある塀や柵を設置することで死角をなくせます。庭の死角になりやすい部分には夜間照明を入れることも対策になります。
セミクローズ外構の費用相場
オープン外構に加えて、一部塀や門扉などを設置する分コストは上がり、150万円ほどが平均相場となっています。
クローズ外構のメリットとデメリット
クローズ外構は昔ながらの塀付きの外構エクステリアのことです。
クローズ外構のメリット
人の目と守りに強いのが、クローズ外構の大きな特徴です。
・プライバシーの確保
通行人の視線が気にならずにすみます。
・子供が飛び出さない
塀に高さがあるため、子供がむやみに車通りに飛び出る心配はありません。
・防犯に強い
オープン外構やセミオープン外構に比べてセキュリティは高くなります。
クローズ外構のデメリット
・コストが高くなる
後に、相場費用を紹介しますが、背の高い塀や柵を造るためコストが高くなります。
・閉塞感がある
建物の周囲をすべて塀で囲ってしまうと、閉鎖的に感じられます。
・庭をオシャレにしても人の目には触れづらい
外部との境界を完全に塀や門扉で仕切っているため、せっかく庭をキレイに仕上げても通りからは見えません。
クローズ外構の費用相場
門扉や家全体を塀で囲う必要があるので、工事費用は上がります。200万円ほどが平均相場となります。
意匠性+セキュリティ+予算の優先順位できめる
外構エクステリアの、オープン外構、セミクローズ外構、クローズ外構のそれぞれのメリット・デメリットを比較するポイントは、以下の3つとなります。
意匠性(開放感)
オープン外構>セミクローズ外溝>クローズ外溝
予算
クローズ外溝>セミクローズ外溝>オープン外構
セキュリティ(子供への危険含む)
クローズ外溝>セミクローズ外溝>オープン外構
これに加えて使い勝手(メンテナンス性)も加味できますが、これはどの外構タイプかというよりも工事会社の腕によって左右されます。
意匠性、セキュリティ、予算に優先順位を付けて、ご要望いただけますと、最適な提案をすることができます。
オープン外構、セミクローズ外構、クローズ外構のみならず、たとえば、オープン外構寄りのセミクローズ外構や、クローズ外構寄りのセミクローズ外構のようなエクステリアに仕上げるように、ご要望に合わせた細かな匙加減も可能です。