外壁工事での塀の費用相場はどれくらい?費用相場を徹底解説!
家を包む外壁は、美観だけでなく、安全性や快適性を保つ上で欠かせない要素です。特に、塀はプライバシーの保護やセキュリティ向上に寄与するだけでなく、外観の第一印象を左右する重要な役割を担います。しかし、塀の設置やリフォームを検討する際、多くの人が直面するのは「費用」の問題です。今回は、外壁工事における塀の費用相場に焦点を当て、塀の種類や費用、費用を安くするポイントなどを詳しく解説します。
外構における塀の種類
コンクリートブロック塀
コンクリートブロック塀は、耐久性とコストパフォーマンスに優れる外構の選択肢です。頑丈な上、耐用年数も30年以上のため、少ないメンテナンスで長期にわたり使用できます。比較的低価格で施工できる点も強みです。一方で、倒壊防止のため、高さや厚みに制限があり、高さが1.2mを超える場合は控え壁の設置が必要になるため、内側のスペースを圧迫してしまうというデメリットもあります。
石塀
石塀は、耐久性・耐火性に優れ、経年劣化による自然な風合いや重厚感、高級感も楽しむことができます。代表的な材質として大谷石や、御影石などが有ります。メンテナンスの手間が少ないため、長期的にコストパフォーマンスも高い選択と言えるでしょう。石の種類によって価格が異なり、職人の技が必要となるため費用が高くなりがちです。石塀は、設置する環境や建物のスタイルに応じて様々なデザインが可能で、個性的な外構を実現できます。
現場打ちコンクリート塀
現場打ちコンクリート塀は、その場で型枠にコンクリートを流し込み成形する方法で、高い自由度のデザインが魅力です。耐久性に優れ、強度も高い上、メンテナンスが比較的容易で、長期間にわたってその機能性と美観を保つことができますが、高度な技術を要し、経年による表面の汚れなどに対する補修が必要になるため、維持費が必要です。
レンガ
レンガの塀は、その耐久性と美観で人気があります。洋風住宅にぴったりのデザインで、柱や門柱として加工することもでき、アクセントとして組み込む場合もあります。劣化しにくく耐熱性、吸湿性に優れているのが特徴です。一方、染み込んだ水が凍ることでレンガが割れる可能性があるため、寒冷地には向かない点やリフォームの際に同じレンガを入手する事が難しい点がデメリットです。
化粧ブロック
化粧ブロックはコンクリートブロックの表面に様々なデザインや色彩を施したブロックです。化粧は、建物の外観やオーナーの好みに合わせて選べる幅広いバリエーションが存在します。そのため、デザイン性に優れており、さまざまなタイプの庭に合わせて作ることができます。一方、コンクリートブロックに比べると価格が高くなります。
塀の外構工事にかかる費用相場はどれくらい?
コンクリートブロック塀
化粧をしていない一般的なコンクリートブロック塀は一般的に1ブロック200円〜400円程度が標準的なコンクリートブロックの価格帯です。新設する際は1㎡あたり約17000〜25000円程度です。ブロック費用が約10000円/㎡、工事代が約7000〜15000円/m、その他、既存塀がある場合は撤去費用、残土処分費、交通状況によっては、交通整備員の単価なども上乗せされます。
石塀
石塀の費用相場は、使用する石の種類、サイズ、デザインの複雑さにより大きく異なります。一般的には、材料価格は1平方メートルあたり2〜3万円程度、工事費用は1平方メートルあたり1〜2万円程度です。30坪程度の住宅全部を石貼りにするのであれば、400万円程度を見込んでおきましょう。自然石を使用した高級感あふれるデザインや、手作業での細かな加工が必要な場合は、さらに費用が上がることがあります。
現場打ちコンクリート塀
現場打ちコンクリート塀の費用相場の目安は、1㎡あたり1万円前後となります。コンクリート打ち放しは、主にガレージスペースなどの部分に設けることが多いです。例えば、余裕のあるガレージスペース1台分(3m×5m)であれば、10〜15万円が相場といえるでしょう。現場で直接コンクリートを打設するため、形状やデザインに柔軟性があり、独自性の高い塀を実現できますが、その分、技術や手間が必要となり、費用が高くなる傾向にあります。
レンガ
レンガ塀の費用相場は、レンガの種類、品質、デザインの複雑さによって大きく異なりますが、一般的には平米当たり約4,500円から20,000円程度が目安です。手作業での積み上げが必要なため、工賃も全体のコストに大きく影響します。レンガの種類によっては価格が高騰する場合もありますが、その歴史的な魅力と耐久性は、多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。レンガ塀は、時間が経つにつれて風合いが増し、長期にわたって美しさを保つことができます。
化粧ブロック
化粧ブロックの費用相場は、素材の種類やサイズなどにより変動し、デザイン性の高いものは価格が高く、施工に必要な手間や特殊な加工が伴うと、追加の費用が発生します。1ブロック400円〜800円となっており、一般的には1平方メートルあたり約12,000円が相場です。他にも、基礎工事に1平方メートルあたり約9,000円、掘削工事に約30,000円、運搬費などの諸経費が全体の金額の10%程度、使用する化粧ブロックの材料費などが掛かります。
塀とフェンスの違いとは?
塀とフェンスではその機能とデザインに違いが見られます。一般に塀は主にブロックやコンクリート、レンガで作られ、周囲からの視線をカットすることで、プライバシー保護や防犯に優れています。その一方で、フェンスは金属や木材で作られ、通風や視界を確保しつつ印象的な外観を見せるという目的に最適です。高い塀は侵入者の様子が外からだと見ることができない、ブロック塀は地震で崩れた時に二次災害を起こす、といったデメリットがあるため、前者は防犯カメラの設置、後者は鉄筋や控え壁の設置をしましょう。また、費用については、塀とフェンスはどちらも素材や工事内容などで変動しますが、塀の方が費用が高くなる場合が多いです。
外構工事で塀を設置する際のポイント
機能性とデザインのバランスに気を付ける
外構工事で塀を設置する際、機能性とデザインのバランスに気を付けましょう。機能性の面では、設置目的に適った作りができているかに注意しましょう。例えば、目隠しのために設置する場合は、外からの視線をカットするように配置しているか、十分な高さであるかを考慮して設置します。また、デザイン面では、自宅や周辺の建物と調和したデザイン、素材になっているかを意識しましょう。
隣地との関係性に気を付ける
法律では隣家の住人のプライバシー保護のため、民法235条では敷地境界線から1m未満の距離に「他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側」を設置する者に目隠しの設置を義務付けています。該当する箇所には、目隠しとなる囲いや植栽等を設ける必要があります。同時に隣地の日照の妨げにならないかも、今後のトラブルを避けるために確認する必要があります。
法律に則った設計に気をつける
外構工事で塀を設置する際には、法律に則った設計への配慮が不可欠です。ブロック塀は頑丈ですが、建築基準法を満たす仕様でないと倒壊のリスクもあります。一般に塀は鉄筋で補強をし、高さは2.2m以下厚さ15㎝以上、塀の高さに応じて強固な基礎を作り、長さ3.4m以下毎に控え壁の設置をする必要があります。(補強コンクリートブロック造の場合)
外構工事で塀の費用を抑えるコツ
相見積もりを取る
外構工事で塀の費用を抑える一つの方法は、複数の業者から相見積もりを取ることです。このプロセスを通じて、価格やサービスの違いを比較し、最もコストパフォーマンスの高い提案を選択することが可能になります。また、見積もりを交渉の材料として使用し、より良い条件を引き出すこともできます。各会社工事の単価が異なるので、出来るだけ安く設置をしたい方は、複数見積もりを比較しましょう。
自社施工業者に依頼する
外構工事において塀の費用を節約するコツの一つに、「自社施工の業者に依頼する」方法があります。自社施工業者は、下請けに出すコストを省くことができるため、その分価格を抑えることが可能です。また、一貫した管理の下で工事が行われるため、コミュニケーションの手間が減り、工事の質の面でも利点があります。自社施工業者を選ぶ際は、安さだけではなく、その会社の工事実績や有資格者の有無、施工内容や仕様など、実際に会って判断する必要があります。
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